日曜日のドライブ |
おとといはがっくりする程の吹雪で、体の芯まで凍ってしまったけど、
昨日はそれがうそみたいの晴天で、
少し時間ができたので、娘といっしょに白馬までドライブに出た。
以前暮らしていたところをとおると、娘は懐かしがって、
道っ端にオオイヌノフグリがいっぱいに咲いているのをキレイと言っていた。
新しい学校に行って2年目、こうやって久しぶりに育った場所にくると、
「わたしは田舎で育ったんだな」と思うそうだ。
いい意味でもわるい意味でもなく、事実としてそう実感するんだと。
白馬までは、1998年の冬季オリンピックのときにできた道路が1本とおっていて、
信号もほとんどなくて、空はあおく山々はきれいだし、
娘がちびちゃんの時から通っているジェラート屋さんにいってシャーベットを食べて帰ってきた。
(お店のひとも、シャーベットの子だっておぼえてくれてる。)
長野市街に戻って、展示中のナノグラフィカに寄ったら、
偶然、よくしてもらっている親戚のおばちゃんが、教会帰りに来てくれた。イースターだったそうだ。
クリスマスには街中おまつり騒ぎなのに、もっと大事な復活祭はぜんぜんだもんねえ..と言っていた。
記念に、千鳥のブローチを買ってくださった。
展示では「黒柿」がキレイーとおっしゃる方が多く、
黒柿であれはできない?こんなのはできない?と各々に話される。
「どこで作ってるんですか?」と興味津々できいてきてくださったおじさまは、
最終的にカフェの隅でおひるねしていた。
晴れた天気のせいか、あちこちをのんびりと回れた1日。
夜、書かなくてはいけない書類が眠くて眠くて書けない私の背中を、
娘はぐりぐりマッサージしてくれて、
「今日のドライブはたのしかったね」と言った。うれしかった。