「かばくん」「ルピナスさん」 |
岸田衿子さんの訃報を知り、
「かばくん」(絵本日記 2002.6)をあらためて開きました。
娘への贈り物にはじめていただき、
絵本の力ってこういうことなのか、とリアルに気付かせてくれた本でもありました。
息子が「コレコレ、オレこの本大好きなんだよね…。
このどうぶつえんにいったらどんな感じかなとか、
これ食べたらどんなかんじかなって、
わくわくするんだよね…。」としばらくじっと読みふけっていました。
今「ルピナスさん」(絵本日記 2007.7.2)を、幾度となく手に取って開いてしまいます。
ルピナスさんは幼いころから広い世界を意識しながら育ち、
学び、知識を得、世界に思いを馳せ、旅してまわり、
体を崩してひとところに落ち着いてその土地に身を委ねてから、自分のできることに気付き、
世の中をうつくしくするためにルピナスの種をまいてまわり、
それは花ひらき、もの珍しく寄ってくる子供たちにとおいくにぐにの話を伝えていきます。
何度もよみたくなります。何か指南してくれている気がするのです。