夏至 |
今日は夏至。やっと着物が縫い上がって嬉しい夜である。
この格子柄の会津木綿、反物で買ったのがちょうど去年の夏だから、
ほぼ1年がかりで縫った和裁1着目となる。
(いかにとぎれとぎれにしか先生のところにいけなかったかだ。)
木綿でもちょっと厚めの生地なので、
浴衣シーズンに突入のこの頃、実際着てお出かけできるのは秋になるだろう...と思いながらも
コーディネイトを考えるのがたのしい。
できればお花とか洋服では着ないような柄の帯を合わせて楽しく着たい。
ゴフスタインの絵本「生きとし生けるもの」。
宇宙のただなかで生きる地球、その星で生きる生物たち。
豊かさをわかちあおうと私たちはうまれてきたのに
ひとは争い、地球を荒らす。
たくさん楽しいことがあるけれど、みじめで悲しいこともたくさんある。
小さな砂の一粒になろう、
.....その言葉に少し優しい気持ちになれる。
うすいパラフィン紙がかかっていて、茶色の布を使った丁寧な装丁のおかげもあって。
最後のページにあるように、
わたしも、星々と月のやわらかい光に見守られておだやかに眠りたい。