辰巳芳子「食の位置づけ」 |
オートミール、そば粉、小豆粉、黄な粉、小麦胚芽、玄米胚芽、ごまが
ミックスされた「スーパーミール」。
オートミールが好きなので、この「スーパーミール」はどんなものかな?
と思っていたら、地元の東急に売っていたので買ってみた。
中はこんな感じ。
オートミールもざっくりと刻んである。他はできる限りさらさら粉状に。
吸収よくいただけそうだ。
豆乳にひたして翌朝食べてみたら、うん、決して派手ではないけど
滋養によく細胞をいたわっている感じがする。
薄く切ったバナナといっしょに食べたら、なんかやめられなくなるお味だ。
ヨーグルトにも付けてみた。娘もとても美味しいと気に入っていた。
(ずっとヨーグルトに憧れていた娘息子。「豆乳で作ったヨーグルト」が発売されてから感謝している。)
パンに1割混ぜてみたら、香ばしく焼き上がった。(少し酸味が増した。蕎麦粉のためかな。)
雑穀が美味しいと思うようになったのは、長野に来てからだなあ。
辰巳芳子さんは、今起こっている放射能汚染のもたらす食卓への影響を含め、
日本の食の危機面をずっと以前から照らし警告し、国のむかうべき方向を指南していた。
著書「食の位置づけ」(2008年)は今とても大事と思っている一冊だ。
著書内でもまとめられている、東北の真摯な食の生産者達の震災後の様子は、
雑誌「セオリー」でも特集されている。
( 以前の日記:飯山での講演会 )
知らなかったことがいっぱいある。
今も知らないことがいっぱいある。
目に耳にしても何となく通り過ぎていたこともいっぱいある。
自戒もふくめて、知ったならば知った人間としての“考える責任”を持ち続けていたい。
そんなようなことを先日もnijuhairのケンイチロウさんともちらっとおはなししたばかり。