休息 |
今まで折々にお話をきかせてもらっていた作品たちなのに、
その音が今になって光を放って奥底を照らしてくれている。それはそれは美しい。
綺麗だな、とか 優しいな、とかそういう、美しいものがくれる何かが、
少しずつ少しずつ心の中に溜まって、じんわりと体に効いてきているのを感じている。
髪を洗ってもらったときのあったかいお湯といい香りが心地よくて、
栄養いれてもらって柔らかくなった髪の指どおりにすっかりゆるんだ帰りぎわ、
“工房で過ごす冬のじかんはより長く感じられるでしょうから” と、また幾作品かをおしえていただく。
だいじに聴かせていただこう。
パン作ったり焼き菓子作ったりすると、なんで心落ち着くんだろう。
焼いている数十分、そのあいだは時間の進む速さがゆっくりになってるような気さえする。
パンもたぶん1年くらい焼いていなかった。久しぶりのパンを食べるなり
「このパンが食べたかったんだ…おかあさんのパンうまいよやっぱり…」と声をかけてくれる娘。
久しぶりすぎて配合忘れてたからいいかげんだったんだけどな。
この頃いろいろ声をかけてくれる彼女のある種の穏やかさと優しさがじわり。
個人面談での先生との、すっかり予定をオーバーしてのお話。
お会いしたお客さんに聞かせてもらった、恋の成就のお話。
友人からわけてもらった洋梨がいい香りをさせている。
今日は嬉しい言葉のやりとりを重ねられていい気持ち。